分詞の後置修飾は、和訳(本を読んでいる女の子)から組み立てると必ず語順が崩れます(× the reading a book girl)。発想を変えて、まず名詞を言い、あとから説明を足す英語の語順を「名探偵の指名の仕方」として体験させるのがこの授業案です。教室の中の「〜している人」を英語で特定するゲームで、the girl reading a book の型を必然性とともに導入します。
この教材で解決できる悩み
- 分詞が名詞の後ろに来る語順が、和訳経由だと定着しない
- 現在分詞(〜している)と過去分詞(〜される)の区別への入口を作りたい
- 受験学年の演習づけの中に、体を使う導入の山場がほしい
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(NEW HORIZON 3 Unit 4) |
| 文法項目 | 現在分詞の後置修飾(過去分詞は次時への布石) |
| 形式 | 授業案A4・3ページ+指名フレーズ集+人物カード |
| 所要時間 | 50分×1コマ |
| 準備物 | 印刷のみ(動作を割り当てる指示カードがあると回しやすい) |
授業の流れ(50分)
導入: 名探偵の指名ゲーム(15分)
数人の生徒に別々の動作をさせ(本を読む・ペンを回す・窓の外を見る)、教師が名探偵になって犯人を指名します。
- The person reading a book is the criminal!
- No... the boy looking out the window is the real one!
名前を使わず「〜している人」だけで特定するのがルール。3〜4回見せたあと、生徒に「今、先生はどうやって人を指した?」と問い、「名詞(人)+している動作」の順に気づかせます。
気づき: 説明は後ろにぶら下げる(8分)
板書で the girl と reading a book を分けて書き、矢印で「後ろから前の名詞を説明」する構造を可視化します。日本語(本を読んでいる女の子)と語順が逆になることを、あえて日本語と並べて見せます。「英語はまず“誰”を言って、あとから“何してる”をぶら下げる」の一言で通します。
展開: 教室名探偵(22分)
グループで1人が「探偵」、他が指示カードの動作をします。探偵は The student 〜ing is …. の型で、動作からメンバーを言い当てます。指名フレーズ集(wearing glasses / holding a pen / smiling...)つき。後半は窓の外や写真の中の人物にも広げ、「動いていない状態」も -ing で言えることを体験させます。
まとめ: 過去分詞への布石(5分)
最後に教師が「割れた窓(the window broken by the ball)」を1例だけ見せ、「する側は -ing、される側は別の形。それは次回」と予告して終了。現在分詞と過去分詞を同じ「後ろにぶら下げる仲間」として位置づけて締めます。
定着・接続
現在分詞・過去分詞の使い分け練習は、当サイトの『分詞SNSキャプション』ワークシート(写真に説明をつける活動)がそのまま定着・活用の続きになります。分詞の後置修飾に慣れた生徒は、次の関係代名詞(the boy who is reading)を「ぶら下げ方がもう1種類増えるだけ」と受け止められます。
投影版パワーポイント(Premium)
この授業案には、導入用のヒントクイズ投影版パワーポイント「ことば探偵・人さがしクイズ」(6問・目撃情報が1つずつ増える→クリックで正解・話者ノートつき)が付属します。a man wearing red clothes... のような〈名詞+分詞〉の目撃情報でサンタや自由の女神を特定する探偵形式で、後置修飾の語順を推理の道具として体感させます。締めの「教室のだれかを分詞で描写」が授業案の探偵パート本編に接続します。ダウンロードはPremium特典です。