テスト前の「まとめプリント」は、範囲を均等になぞると誰にも刺さらないものになります。効くのはクラスが実際に間違えた所だけを集めた特訓プリント。この教材は、小テストや帯活動の誤答を「誤答ランキング」として集計し、ワースト5の文法に絞って組む総復習プリントの雛形と作り方です。中3・2学期末(関係代名詞・分詞・間接疑問あたりが渋滞する時期)を例に作ってあります。
この教材で解決できる悩み
- テスト前のまとめプリントが「全部載せ」で分厚くなり、誰もやり切れない
- 何をどこまで復習すればよいか、生徒が自分で判断できない
- 小テストの誤答データを取りっぱなしで活用できていない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学3年(NEW HORIZON 3・2学期範囲で例示。全学年に転用可) |
| 文法項目 | 総復習(誤答ランキング上位に絞る) |
| 形式 | A4・4ページ(チェック表+特訓演習+混合問題+解答) |
| 所要時間 | 授業1コマ+家庭学習 |
| 準備物 | 直近の小テスト・JUMBLEの誤答メモ(なければ雛形の頻出5項目で代用可) |
プリントの3部構成
第1部: セルフチェック表(5分)
範囲の文法を「例文を見て、できる/あやしい/できない」の3択で自己診断します。
| 文法 | 診断例文 | ✔ |
|---|---|---|
| 関係代名詞(主格) | I have a friend who lives in Tokyo. | できる・あやしい・できない |
| 分詞の後置修飾 | The boy playing soccer is Ken. | できる・あやしい・できない |
| 間接疑問 | I don't know where he lives. | できる・あやしい・できない |
「あやしい」以下がついた行だけが、その生徒の特訓メニューです。全員が同じページをやらないのがこのプリントの思想です。
第2部: ワースト5の集中演習
誤答ランキング上位5つの文法について、見開きで「つまずきの正体1行解説→基本2問→テストレベル2問」を並べます。解説はクラスの実際の誤答から書き起こします。
ワースト1位: 間接疑問の語順 みんなの誤答: × Do you know where is he? 正体: knowの箱の中では疑問文が“おとなしくなる”→ where he is
自分たちの間違いがそのまま教材になっているので、既製のまとめ教材とは食いつきが違います。
第3部: 仕上げの混合問題(テスト形式)
最後は文法の並び順をシャッフルした10問。「何の文法か」を自分で見抜く工程こそ、本番のテストで問われる力だからです。
実施のタイミング
配布はテスト1週間前の授業がベストです。授業内で第1部(自己診断)と第2部の最初の1項目までを一緒に進め、残りを家庭学習に渡します。テスト前日の質問対応が「プリントの第2部3番がわかりません」と具体的になるのも、この方式の隠れた効能です。