比較級の導入で -er と more の使い分けルールを最初に配ると、生徒は「暗記事項が2つ増えた」と受け取ります。この授業案は順番を逆にします。まず -er だけで遊び、長い形容詞に-erをつけて「言いにくい!」を全員で体感したところで、moreという発明品を渡す——ルールを暗記ではなく必然として出会わせる構成です。
この教材で解決できる悩み
- more taller 型の混在エラーが定着してしまう
- -er / more の使い分けを「音節数」で説明しても伝わらない
- 比較の導入が例文の羅列になり、盛り上がらない
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年(Here We Go! 2 Unit 7) |
| 文法項目 | 比較級(-er / more、than) |
| 形式 | 授業案A4・3ページ+クイズお題リスト |
| 所要時間 | 50分×1コマ |
| 準備物 | 定規・ひも等の計測グッズ、実物ペア(ペン2本・教科書2冊など) |
授業の流れ(50分)
導入: どっちが○○?実測クイズ(15分)
実物を2つ見せて Which is longer, this pen or this pen? と問い、挙手で予想→その場で実測して決着します。
- Which is longer?(ペン2本→定規で測る)
- Which is heavier?(教科書と辞書→手秤で代表生徒が判定)
- Which is older, this school or ○○ Junior High?(創立年を発表)
「予想→実測」の構造にすると、答え待ちの間ずっと比較級が飛び交います。5問で -er の形は耳に馴染みます。
山場: -erの限界を体感させる(10分)
次のお題は Which is popular...? 「じゃあ今までと同じように言ってみよう。popularer!」と全員で言わせます。言いにくい。教室が笑う。「長い単語に-erは無理がある。そこで昔の人が発明したのが——」と more popular を導入します。「重い荷物(長い形容詞)は台車(more)に乗せる」の一言でイメージ化。ルールが物語になった瞬間、more taller(台車に乗せた上に-er)が「二度手間で変」だと直感できるようになります。
展開: クラス実態調査(20分)
ペアで Which is more popular in our class, dogs or cats? のような調査質問を1つ作り、教室を歩いて10人に聞き、結果を比較級の文で発表します(Dogs are more popular than cats in our class!)。実測クイズの「数字で決着」の快感をそのまま生徒の活動に引き継ぐ設計です。
まとめ(5分)
本時の文から -er 組と more 組を仕分けして板書を完成。最上級(-est / most)は「同じ物語の続き」として次時を予告します。
定着への接続
翌時の帯活動は「実測クイズの再演+as ~ as」(測ったら同じだった!→ as long as)が自然につながります。ランキング形式の活用・応用ワークシート(比較級・最上級)はこのサイトの別記事で提供しています。
投影版パワーポイント(Premium)
この授業案には、導入用のヒントクイズ投影版パワーポイント「くらべて当てるNo.1クイズ」(6問・ヒントが1枚ずつ増える→クリックで正解・話者ノートつき)が付属します。比較級→最上級の順にヒントが強くなり、3枚目の the 〜est でストンと確定する設計なので、「一番」を語る最上級のパワーを推理の快感ごと体験させられます。琵琶湖・エベレスト・シロナガスクジラなど教科クロスの雑学つき。ダウンロードはPremium特典です。