中2の1学期は、過去形・過去進行形・be going to・willと、時制がいっきに広がる時期です。ここでテストが「過去形に直す問題」「未来形に直す問題」と文法項目ごとに分かれていると、生徒は項目名を見て機械的に反応する練習に戻ってしまいます。実際のコミュニケーションでは、過去の出来事を話し、その流れで未来の予定を伝える、というように時制は混ざって現れます。この教材は、その「混ざった状態で使い分ける力」を測る中2・1学期の定期テスト標準版サンプルです。テスト全体を「カナダのペンフレンド Leo との夏の交流」というストーリーで貫き、先週末の出来事(過去)とLeoの来日・週末の予定(未来)を、同じ場面の中で行き来させます。
この教材で解決できる悩み
- 過去形・未来表現を項目別の穴埋めで出してしまい、使い分ける力が測れない
- 中1のテストと同じ作りのまま、学年が上がっても難易度が上がっていない
- リスニングや資料読解を、単なる聞き取り・読み取りで終わらせてしまう
教材の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 中学2年・1学期(過去形・過去進行形・be going to・willの範囲。全教科書対応) |
| 形式 | 生徒用4ページ+教師用2ページ(テスト設計表・リスニング台本2本・解答と許容範囲・評価規準/評価基準・カスタマイズガイド) |
| 配点 | 100点満点・全小問に配点明記(知識・技能2点/思考・判断・表現3点/応用4点/ライティング10点) |
| 難易度 | 標準版(基礎版・発展版と同一場面・同一設計。作り分けは発展版ページ参照) |
| 編集 | Word版で固有名詞・範囲・本文・配点を自校に合わせて差し替え可 |
過去と未来を、同じ場面で行き来させる
このサンプルの背骨は「時制の統合」です。大問2のチャットでは、Leoとのやり取りが「先週末どうだった?」(過去)から始まり、「実は夏に日本へ行くんだ」(未来)へと自然に転じます。How was your weekend? に was を、I watched a baseball game に過去形を、I'm going to visit Japan に be going to を、I'll show you around に will を——1つの会話の流れの中で選ばせるので、項目名にたよらず、意味に応じて時制を選ぶ力が測れます。リスニングも同じ構造で、Part Aで先週末の出来事(過去)を聞き取り、Part Bで来日プラン(未来)を聞き取ります。
ライティング(大問6)はこの統合の総仕上げです。「先週末にしたこと」と「次の週末の予定」の両方をLeoへのメッセージに書く。過去と未来を1つのまとまった文章の中で使い分けられて初めて条件を満たせる設計にしてあります。
中1より、思考・判断・表現の比重を上げる
配点の刻みは中1の標準版と共通です。知識・技能の小問2点、思考・判断・表現3点、応用記述4点、ライティング10点。全小問に配点を明記し、100点ちょうどに設計しています。ただし観点の比率は、中1標準版の知識・技能57対思考・判断・表現43から、中2では54対46へと思考・判断・表現側に寄せました。学年が上がるほど「知っている」より「使える・考えられる」に配点を移していくためで、この方針は教師用の設計表に明記しています。難易度を上げるとは、細かい文法知識を足すことではなく、統合と判断の場面を増やすことだと考えています。
自校のオリジナルテストに育てる
教師用ページには、リスニング台本2本(ポーズ秒数つき)、解答と許容範囲、ライティングの評価規準・評価基準(国立教育政策研究所の参考資料の様式に準拠。過去・未来の形の正確さと内容の適切さをa/b/cで換算)、カスタマイズガイドを同梱しています。未来表現をwillだけ習った学校向けの差し替え例、過去進行形が未習の場合の代替も載せました。Leo を自校のALTや実在のペンフレンド設定に、夏まつりを自校の地域の行事に差し替えれば、設計はそのままに自校の物語のテストになります。テスト設計全体の考え方(妥当性・信頼性・配点理論)は中1標準版のページで詳しく説明しています。同じ範囲の基礎版・発展版、当サイトのテスト作りの相談(定期テスト作問・難易度と平均点の設計)とあわせてご覧ください。