中2の1学期は「中だるみ」の入口と言われます。中1の内容に抜けがある生徒にとって、そこへ積み上がる過去形・不規則動詞は最初の大きな壁です。この基礎版のねらいはシンプルで、「不規則動詞を全部は思い出せない生徒」が、文脈と語群を頼りに正解へたどり着ける道を用意することです。went・won・saw を白紙から書くのは無理でも、チャットの流れの中から選ぶことはできる——その成功体験が、期末までの学び直しの燃料になります。
この教材で解決できる悩み
- 不規則動詞の暗記が追いつかない生徒が、テストで全滅してしまう
- 支援は必要だが、標準版と別内容のテストでは成績処理に困る
- 中1の抜け(be動詞・疑問文)を責めずに、中2の内容で再スタートさせたい
基礎版の支援設計
標準版と同じ場面・同じ測る力のまま、支援の量だけを変えています。
| 大問 | 基礎版の支援 |
|---|---|
| 1 リスニング | 過去形の答えに書き出しヒント(I ______ last weekend.) |
| 2 チャット | 語群つき(went・won・saw・sleeping など10語を1回ずつ)——「変換」でなく「文脈で選ぶ」 |
| 4 資料読解 | 理由・すすめ方も選択式(記述は標準版から) |
| 6 ライティング | 書き出しヒント3本(Hi, Leo! I'm ______. / I went to ______. / It was ______.) |
配点の枠組み(知技54点・思判表46点)は標準版・発展版と共通なので、版をまたいでも同じものさしで採点できます。
中1の抜けを「責めない」問題配置
大問2のチャットには、be動詞(was)や三単現(lives・has)のような中1〜中2前半の既習事項が混ざっています。これは意地悪ではなく、逆です。過去形だけを並べたテストでは「過去形の単元テスト」にしかなりませんが、既習が混ざった文脈では「英語を読んで使う力」そのものが測れます。まちがえた箇所がそのまま「どこから学び直すか」の診断になるので、返却時の個別指導の地図としても使えます。