三単現を本当に理解しているかは、-sを付ける問題では分かりません。He plays soccer. と書けることと、Does he play in the school team? という質問を読み取って、heを主語にした答えを組み立てられることは、別の力です。発展版の大問7は、Emmaからの追伸——三単現の質問2つ——に返信する読んで書く統合問題。「質問の形から答えの骨組みをもらう」という対話の基本技術を、中1の2学期から始めます。
この教材で解決できる悩み
- 上位層向けの問題が「不規則な-es変化の暗記チェック」になりがちで、思考を測れていない
- 質問に英語で答える練習を始めたいが、単発の応答問題では文脈がない
- 希望者チャレンジ・再テスト用の「同じ範囲のもう一段」がほしい
発展版が変える2つのつまみ
範囲は標準版と同じ(三単現・代名詞+1学期の復習)のまま、支援と統合だけを変えます。
- 支援を外す——チャットの語群なし。likes・plays・Does を文脈から自力で取り出します。資料読解は「EmmaとLucyの2つの希望の両方に応える1時間の使い方」を記述で構想する問題に
- 統合を足す——大問7で、Emmaの追伸(Does he play in the school team? / What does your family do on Sundays?)を読み取り、3文以上で返信。doesの疑問文を読んで、-s付きの平叙文で答える——形の往復を、文通という必然の中で体験させます
観点比率は50:50(標準版56:44)。中1の1学期から積み上げてきた基礎期の配点を、発展版だけ一足先に「使える英語」側へ半分振る挑戦的な設計ですが、場面がすべて自己紹介と交流なので、無理な難問ではなく「たくさん伝える」方向の負荷になっています。
「質問の形から答えの骨組みをもらう」技術
大問7で測りたいのは、-sの規則そのものではありません。Does he play 〜? と聞かれたら、答えの主語はhe、動詞はplay系でよい——質問文が答えの部品を全部くれている、という気づきです。これが身につくと、対話の応答も、あとで出会う疑問詞の質問も、「ゼロから英作文する問題」から「質問を組み替える問題」に変わります。入試の英問英答まで一直線につながる、いちばん費用対効果の高い技術です。
3版そろえた運用
基礎版・標準版と同一場面・同一設計です。一斉テストは標準、支援が必要な生徒に基礎、返却後の希望者チャレンジに発展——版をまたいでも解説は1回で済みます。年間の物語は期末版(文化祭のオンライン中継・進行形と過去形の初登場)へ続きます。